学校教育
学校の特徴
ミャンマーは世界で最も日本語学習者が多い国になりました。(2023年12月のJLPT日本語能力試験には10万人以上が参加しました。)
一方で、多くの日本語学校が企業や監理団体との連携を欠いており、日本語を学べば必ず日本で働けるという誤解を生んでいます。その結果、熱心に学んだにも関わらず、日本への就職面接の機会を得られず、活用する機会がない日本語話者が増えています。
これを防ぐため、我々は面接に合格した者のみを全寮制の学校で受け入れ、厳しい日本語教育を施します。面接合格者には、1日6時間・週6日・5カ月のスケジュールで、合計1,320時間の集中的な教育を提供します。
ただし、日本語教育だけではなく、職能教育やインターンシップも行い、実践を通じて技能を身に付けさせます。
最も重要なのは、学生の心構えです。私たちは、正しい人間性と、物事の本質を見極め続ける重要性を教えます。彼らはまだ未熟ですが、日本での仕事を通じて成長し、頼りがいのある立派な人間になることを期待しています。
使用する教材
多くの日本語学校で使用されている教科書「みんなの日本語」は、文法を基礎から学ぶには適していますが、スピーキングやリスニングの強化には必ずしも最適ではありません。このテキストが不適切であると言っているわけではありませんが、生徒のニーズや学習状況に応じて様々な教材を使い分けることが重要だと考えています。
我々は多様な教科書を活用し、最短で日本語を習得できる教育方法を目指しています。さらに、映画やドラマ、アニメ、そしてYouTube動画などの視聴覚資料を取り入れることで、学習者が日本語の学習を楽しむとともに、もっと積極的に学びたいと感じるような環境を提供しています。